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児相対応「市町任せ」5歳餓死など虐待3事件…福岡県部会報告
2021/08/17
福岡県 篠栗町で昨年4月、5歳の男児が餓死した事件など、県内で相次いだ三つの児童虐待死事件について、市町や児童相談所の対応を検証する県の部会(部会長=安部計彦西南学院大教授)が6日、報告書を公表した。いずれの事件も児相が対応を市町任せにし、主体的に虐待のリスク判断を行わなかったと結論づけた。部会は安全確認チェックリストの活用など再発防止の提言をまとめ、県に提出した。再発防止策として、体重減少や乳幼児健診の未受診など発育状況が確認できない場合に体重確認を必須とする「緊急度アセスメントシート」や、約40項目の「安全確認チェックリスト」の活用徹底を提言。