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[児童虐待20万件超] 被害の「潜在化」を防げ
2021/09/28
全国の児童相談所が2020年度に対応した児童虐待の件数が、速報値で20万5029件に上った。統計を始めて以来30年連続で最多を更新し、初めて20万件を超えた。対応件数が近年増えてきた背景には、社会的関心の高まりとともに、連携を強めた警察からの通告の増加がある。20年度もその傾向は続いたものの児相の対応件数は前年度比で5・8%の増加だった。例年の増え幅がほぼ10~20%であるのに比べると明らかに縮小している。気になるのは新型コロナウイルス感染拡大の影響だ。[児童虐待20万件超] 被害の「潜在化」を防げ